宮崎神社 広島県東広島市 公式サイトへ戻る

【重要なお知らせ】境内の防犯対策と今後の参拝のあり方について

皆様、平素より宮崎神社を温かくお見守りいただき、また崇敬を賜りまして誠にありがとうございます。

新緑の美しい季節を迎え、境内も清々しい風が吹き抜けておりますが、本日は皆様に、先日社務所にて発生いたしました一件の事案についてご報告を申し上げます。

少し不穏なテーマではございますが、現代の神社が直面している防犯上の課題、そしてこれからの神社と参拝者の皆様との望ましい関わり方について、皆様に広く知っていただきたく筆を執りました。

どうぞ最後までご一読いただけますと幸いです。

1. 固定電話における不審な脅迫事案の発生と対応

去る令和8年5月31日の午前11時50分頃、社務所の固定電話宛てに、身の危険を感じる極めて悪質な脅迫の電話がございました。

通常通り、ご祈祷の予約やお参りの問い合わせを想定して受話器を取ったところ、電話口の相手(片言の日本語、背後に外国語の罵倒、終始不敵な笑い声)より、人格を否定し危害を加える旨の言葉が複数回にわたり繰り返されました。

ただ事ではないと判断し、直ちに手元のスマートフォンにて通話を録音し、長引かせることで状況の記録に努めました。

AI解析が明らかにした悪質な罵倒語

その後、録音データをAIを用いて詳細に翻訳・文字起こししたところ、
日本語による脅迫行為だけでなく、中国語(北京語)による極めて過激な罵倒語(こちらの家族を著しく侮辱する言葉など)が多数含まれていることが判明いたしました。

発信元番号は国番号「+86(中国)」から始まる国際電話であり、
警察の調査においても、過去に詐欺や悪質な嫌がらせに用いられてきた「要注意番号」として登録されているものと一致いたしました。

本件につきましては、直ちに地元駐在所および東広島警察署に通報し、
現場 of 確認と「威力業務妨害」および「脅迫の意図を持つ悪質な事案」としての相談・記録を行っていただきました。

2. 現代の神社が抱える「防犯・安全管理」の脆弱性

今回の事案を受け、地域の皆様や全国の崇敬者の皆様より、多大なるご心配とお見舞いのお言葉をいただきましたことに、深く御礼申し上げます。

なぜ、東広島の静かな田舎町にある当神社がこのような標的になったのか。

その背景には、前日に当神社がSNS(X・旧Twitter)上で発信した
「他宗教を信仰される方の神社参拝についての見解」という投稿がございます。

「神社は他宗教を信仰される方であっても、敬意を持ってお参りいただく限り、広く歓迎しております。
神社への参拝は特定の宗教への入信を意味するものではなく、例えるなら、ご友人の宅を訪れた際にご家族へ『お邪魔します』と挨拶を交わすようなものです」

この投稿がインターネット上で広く拡散された直後の出来事であったため、特定の宗教観や思想的な反発による嫌がらせの可能性が考えられます。
ただし、この背景については、あくまでも憶測の域を出ません。

ここで、現代の神社が共通して抱える防犯上の課題が浮き彫りになります。

  • 情報の公開性:神社の住所や宮司の役職名は公にされており、容易に検索・特定が可能です。
  • 24時間の開放性:神社は伝統的に、いつでも誰でもお参りいただけるよう、広く門戸が開かれています。
  • 家族の生活の場:多くの神社において、境内は神職やその家族が日々暮らす生活の場でもあります。

誰に対しても開かれた場所であるからこそ、悪意を持った侵入や嫌がらせを完全に防ぐための「フィルター」をかけることが非常に難しいという、安全管理上のジレンマがございます。

3. 防災・防犯への具体的な取り組み

当神社では、皆様に安心してご参拝いただける清浄な環境を維持するため、また神社の尊い社殿と歴史を護るため、以下のような防犯・防災対策を強化してまいります。

① 防犯カメラの運用および監視体制の強化

お賽銭の盗難や器物破損のみならず、近年全国で懸念されている不審火(放火)や漏電による火災を防ぐため、境内の死角を減らす防犯カメラの増設と、夜間・異常時の早期検知システムを導入しております。

② 警察および地域社会との連携

地元警察による境内周辺のパトロールを定期的にお願いするとともに、週明けには神社庁へ本件の詳細を報告し、近隣の神社仏閣への注意喚起と情報共有を行ってまいります。

4. 結びにかえて:皆様の「温かい目」こそが、最大の防犯です

この度のご災難に際し、一時は大変な不安と心細さを感じておりました。
しかし、SNSやYouTubeを通じて皆様から寄せられた温かい励ましのお言葉、
そして「神社を共に護ろう」というお気持ちに、どれほど救われたか分かりません。
この場を借りて、心より深謝申し上げます。

防犯機器をどれだけ設置したとしても、「この神社を大切に思い、心を寄せてくださる皆様の温かい目」に勝る防犯対策はございません。

神社は、神職だけで護るものではなく、地域住民の皆様、そして全国の崇敬者の皆様の「祈りの心」によって、何世代にもわたり紡がれてきた共同体の財産です。

宮崎神社は、これからもすべての方を温かく迎える開かれた祈りの場として、凛とした佇まいを護り続けてまいります。
皆様におかれましても、お近くの神社へお参りの際は、ぜひ静かに神様との対話の時間をお楽しみください。

皆様の日常の平穏とご健勝を、心よりお祈り申し上げます。

敬具