「神社にいる白い服の人たち、みんな同じ?」
「神主さんと巫女さんって、何が違うの?」
そんな疑問を持ったことはありませんか?
実は、同じ神社で働いていても、神主さんと巫女さんには大きな違いがあるんです!
今日は、知っているようで知らない「神主と巫女の違い」について、解説します。
次回の参拝がもっと楽しくなること間違いなし!✨
神主さんってどんな人?正式名称は「神職」

まず神主さんから見ていきましょう。
神主さんは、正式には「神職」と呼ばれる、
神社の祭祀を執り行う有資格者です。いわば神様と私たちをつなぐプロフェッショナルなんです!
神主さんの役割
- 🙏 祭典を執り行い、祝詞(のりと)を奏上する
- 🎋 御祈祷や神事の中心となって儀式を進行
- 🌸 神様と人との仲介役として、私たちの願いを神様に届ける
神主になるには資格が必要!
実は神主さんになるためには、神社本庁などが定める神職資格を取得する必要があります。
これは国家資格ではありませんが、全国約8万の神社で神職として奉仕するための大切な資格です。
- 大学の神職課程を修了する
- 神職養成機関で研修を受け、試験に合格する
戦前は男性のみでしたが、戦後は女性も神職資格を取得できるようになりました。
現在では男女を問わず、多くの方が神職として活躍されています。
神主さんの装束(服装)
神主さんの装いは、平安時代の公家の装束が由来。
- 👘 白い下着(白衣)に袴
- 🎩 黒い烏帽子(えぼし)
- 📜 右手に笏(しゃく)という細長い板を持つ
- 🎨 位階によって袴の色が変わることも
遠目に見ても「あ、神主さんだ!」とすぐにわかる、伝統的で威厳のある装いですね。
巫女さんってどんな人?神職を支える大切な存在

続いて巫女さんについて見てみましょう。
巫女さんは、神社において神職(神主)を補佐し、奉仕する方たちのことです。
神主さんを支える縁の下の力持ち的な存在なんです!
巫女さんの役割
- 💃 神楽舞(かぐらまい)を奉納
- 🛡️ 祭典で神職の補助をする
- 🎁 授与所でお守りや御朱印の対応
- 🌺 参拝者への丁寧な応対
巫女さんになるのに特別な資格は不要
神主さんと大きく違うのがここ!巫女さんになるのに特別な資格や階級制度はありません。
- 各神社でのアルバイトや季節奉仕として勤務
- 多くは未婚女性が務める(伝統的な条件)
- 正月などの繁忙期には臨時の巫女さんも活躍
巫女さんは神職を助ける立場で、祝詞を奏上したり祭典を執行することは、基本的にありません。
巫女さんの装束(服装)
巫女さんの装いといえば、あの美しい白と赤の組み合わせ!
- 👘 白い袖の広い上衣(白衣)
- 🎀 鮮やかな緋色(あけいろ)の袴
- 💇♀️ 黒髪を後ろでまとめ、赤いリボンで結ぶ
- ✨ 清楚で美しい印象
この装いは遠目にも目立つので、神社内を歩く姿を見かけたら「巫女さんだ!」とすぐにわかりますね。
【一目でわかる】神主と巫女の違い早見表
項目 | 神主(神職) | 巫女 |
---|---|---|
役割 | 祭典を「執り行う」プロ | 祭典を「支える」奉仕者 |
資格 | 神職資格が必要 | 特別な資格は不要 |
装束 | 白衣+袴+烏帽子+笏 | 白衣+緋袴+赤いリボン |
主な仕事 | 祝詞奏上、神事主宰 | 神楽舞、補助、授与所業務 |
性別 | 男女問わず | 主に女性 |

まとめ:神主=執り行う人、巫女=支える人
いかがでしたでしょうか?
神主さんは祭典を「執り行う」資格を持った神職のプロフェッショナル。
巫女さんは祭典を「支える」縁の下の力持ち的奉仕者。
どちらも神社にとって欠かせない大切な存在です。
装束の違いや役割分担を知ることで、神社参拝がより深く、より楽しいものになりますね。
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