⛩️ 「そういえば、このお守り、いつから持ってるかな…」
🙏 「願いが叶った!このお守り、どうすればいいんだろう?」
🤔 「大掃除で見つけた古いお守り、まさかゴミ箱にポイッ…はダメだよね?」
ご家庭に、そっと皆さんを見守ってくれているお守りはありませんか?
大切なお守りだからこそ、いざお別れとなると「どうすればいいの?」と迷ってしまいますよね。
結論から申し上げますと、お守りをゴミ箱に捨てるのは、避けていただきたいのが私たちの本音です。
この記事では、皆さんが大切なお守りと気持ちよくお別れできるよう、神社の神主が「感謝を伝える
作法」をQ&A形式で楽しく、そして分かりやすく解説します!
Q1. そもそも、なぜゴミ箱はNGなの?
それは、お守りが単なる「モノ」ではないから
お守りの中には、神様の力が宿るとされる「御霊(みたま)」が込められています。
いわば、神様の「分身」が皆さんのそばにいて、災いから守り、願いを後押ししてくれている状態です。
想像してみてください。
1年間あなたを見守ってくれた神様を、他のゴミと一緒に捨ててしまうのは、なんだかとても寂しい気持ちになりませんか?
「粗末に扱えば失礼にあたるのでは」というそのお気持ち、とても大切です。
神主から一言決して「罰が当たる」と怖がる必要はありません。
大切なのは、これまで見守ってくれたことへの「ありがとう」という感謝の心です。
その気持ちを形にするのが、これからお話しする「返納」なのです。
Q2. じゃあ、いつお返しすればいいの?ベストタイミングは?

「お守りは1年で交換」とよく耳にしますが、実は厳密なルールではありません。
基本は「約1年」が目安
日本には古くから、新しい年に「歳神様(としがみさま)」をお迎えし、物事を新しくする習慣があります。
これに倣い、お守りも1年を目安に新しいものを受け、常に若々しく力強いご神徳をいただく「常若(とこわか)」という考え方があります。
その年、その年の実りをいただくように、お守りも1年を目処に、新しいお守りを受けましょう。
でも、こんな場合は1年にこだわりません!
- 願いが叶った時 🙏
合格祈願や安産祈願など、願いが成就した時が一番の返納タイミングです。
1年に満たなくても、感謝を伝えてお返ししましょう。 - まだ願いの途中…という時 🔥
もちろん、一年を過ぎてもそのまま大切にお持ちいただいて大丈夫です。
六曜(大安・仏滅など)は気にしなくてOK!
「仏滅にお返ししたら失礼かな…」という心配はご無用です。
皆さんのご都合の良い日で全く問題ありません。
Q3. どこに、どうやってお返しすればいいの?

お守りとのお別れ方法は、主に神社やお寺に「返納する」形になります。
【ベスト】授かった神社・お寺にお返しする
お礼参りも兼ねて、いただいた場所へお返しするのが最も丁寧な方法です。
境内にある**「古神札納所(こしんさつおさめしょ)」や「納札所」**と書かれた箱に入れましょう。

お守りは、皆さんが困った時、不安な時に、そっと寄り添ってくれた大切な存在です。長い間お守りいただいたその恩に、ぜひ感謝の気持ちでお応えください。
「ありがとうございました」
その一言と共に、お守りをお納めいただければ十分です。堅苦しく考える必要はありません。
古いお守りとのお別れは、新しい出発の第一歩でもあります。感謝の気持ちを忘れずに、また新しいお守りと共に歩んでいきましょう。
宮崎神社は、いつでも皆さんをお待ちしています。
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