今年も、夏越の大祓を無事に執り納めることができました。
当日早朝から、宮崎神社の縁の下の力持ちである「総代会」のみなさんに集まっていただいて
茅の輪を作っていただきました。
「茅の輪」は、備後国風土記に登場する、疫病除けの縁起物でもございます。
神様から「この茅の輪を腰につけよ。そして蘇民将来の子孫を名乗ることで、疫病から免れることができるであろう」と授けあられたといわれています。
そして室町時代の頃から、半年に一度に行われる「大祓」で、茅の輪が用いられるようになって、現在でも多くの神社では「夏越の大祓」=茅の輪として、用いられています。
ちなみに「大祓」とは「でっかいお祓い」ではなくて「公のお祓い」を意味します。
個人個人のお祓いではなくて、その地域や国全体、国民すべてを対象として、罪を祓う神事です。
平安時代から、半年に一度定期的に行われています。
さて茅の輪づくり。

大まかな工程は以下の通りです。
- 1、茅を採取
- 2、茅の選別(枯れた物を取り除く)
- 3、茅を束ねる
- 4、茅の茎を切り落とす
- 5、輪の骨組みに巻きつける
- 6、枠に設置する
- 7、完成
宮崎神社では、以上のような工程で作られます。
15、6人ほどで、3時間ほどの作業となります。
完成した茅の輪は、半月ほど設置しています。
宮崎神社にお参りの際には、ぜひくぐってください
その時のポイントは
「8の字にくぐる」
「蘇民将来(そみんしょうらい)の子孫を名乗る」
ぜひみなさんも、茅の輪をくぐって病気にかからず健やかにお過ごしください
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