6月3日(火)、伊勢神宮の式年遷宮に関わる重要な祭典「御杣始祭(みそまはじめさい)」が木曽山中の御杣山(みそまやま)にて執り行われます。
御杣始祭とは?
御杣始祭は、伊勢神宮の式年遷宮において、御神体をお納めする神聖な御器(おんうつわ)を造るための御用材(ごようざい)を初めて伐採する儀式です。
その中でも特に重要とされる御樋代木(みひしろぎ)が伐採されます。
御樋代木とは?
御樋代木は、数多くの御用材の中で最初に伐り出される特別な木材です。
式年遷宮の中心となる木材であり、古くから御神木(ごしんぼく)等とも呼ばれ、特に神聖視されています。
御杣始祭の様子
祭典では、神職らが厳かに儀式を進め、熟練の杣人(そまびと)が伝統的な方法で丁寧に御樋代木を伐り出します。これは単なる作業ではなく、神への深い敬意と感謝が込められた、歴史と伝統が息づく貴重な祭典です。
祭典に込められた想い
この祭典を通して、伊勢神宮では次世代に向けての継承と自然への感謝を改めて表現しています。
人々の心を結び、自然と共に生きる日本の伝統文化の真髄を垣間見ることができるでしょう。
詳しくは伊勢神宮公式ウェブサイトをご覧ください。
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